メールレターバックナンバー

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>>> ABC 証券アナリスト メールレター Vol.83号 <<<
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■■□──────────────────────2011/5/31号
証券アナリスト試験に関連する有益な情報を毎月1回、タイムリーなテーマ
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し上げますと共に一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
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今回のメールレターは第83号です。
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[証券分析](4)
【2】 第2次レベル EVAとMVAの関係
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[証券分析](4)
(37) 個別証券の期待値・標準偏差
① 期待値=E(R)=Σp(i) ・R(i)
(iは、シナリオのケースである)
② 分散=V(R)=Σp(i) ・{R(i) -E(R)}の2乗
=Σp(i) ・R(i) の2乗-Eの2乗(R)
③ 標準偏差σ(R)={V(R)}の1/2乗
(38) 共分散と相関係数
① 共分散=COV(R(i) 、R(j) ) (i、jは銘柄)
=Σp・{R-E(R(i) )}・{R-E(R(j) )}
COV(R(i) 、R(j) )
② 相関係数=ρ(ij)=────────────────
{σ(R(i) )・σ(R(j) )}
③ β(i) 値とρ(iM)の関係
COV(iM) ρ(iM)・σ(i) ・σ(M)
β(i) =────────=────────────
σ(M) の2乗 σ(M) の2乗
ρ(iM)・σ(i)
=────────
σ(M)
(39) ポートフォリオの期待値・標準偏差
(1) E(R(P) )=Σχ(i) ・E(R(i) )
(iは銘柄、χは投資比率)
(2) V(R(P))=Σ Σχ(i)・χ(j)・COV(R(i) 、R(j))
① 2証券のケース
V(R(P))=χ(A)の2乗・σ(A)の2乗
+χ(B)の2乗・σ(B)の2乗
+2χ(A)χ(B)COV(R(A)、R(B))
② 3証券のケース
V(R(P))=χ(A)の2乗・σ(A)の2乗
+χ(B)の2乗・σ(B)の2乗
+χ(C)の2乗・σ(C)の2乗
+2χ(A)χ(B)COV(R(A)、R(B))
+2χ(A)χ(C)COV(R(A)、R(C))
+2χ(B)χ(C)COV(R(B)、R(C))
(3) σ(R(P))=0のときの2銘柄の投資割合(χ(A)、χ(B))
σ(B)
① χ(A) =───────
σ(A)+σ(B)
σ(A)
② χ(B) =───────
σ(A)+σ(B)
(40) 有効フロンティア
① 投資機会集合=実行可能ポートフォリオの集合
② 最小分散ポートフォリオ=あるE(R(P))の下で、V(R(P))
が最も小さいポートフォリオ
③ 最小分散境界=最小分散ポートフォリオの集合
④ 有効(効率的)ポートフォリオ
(a) 同一のE(R(P))の下でσ(R(P))が最も小さく、かつ、
(b) 同一のσ(R(P))の下でE(R(P))が最も大きいもの
⑤ 有効(効率的)ポートフォリオ=有効ポートフォリオの集合
(41) 効用関数の種類
効用関数:μ=f(σ)
┌① リスク回避者:(下に)凸関数
┤② リスク中立者:右上がり直線
└③ リスク愛好者:(下に)凹関数
(42)① 有効フロンティア直線
E(R(M))-R(F)
E(R(P))=R(F)+───────────・σ(R(P))
σ(R(M))
② 最適ポートフォリオ
有効フロンティアと効用関数(リスク回避者)との接点
③ 市場ポートフォリオMにおけるリスク証券の構成割合は変わら
ない。
(43) 最適ポートフォリオの決定
① ポートフォリオの期待値・標準偏差
E(R(P))=χ(T)・E(R(T))+(1-χ(T))・R(F)
σ(R(P))=χ(T)・σ(R(T))
② 最適ポートフォリオの決定
効用関数が与えられたら、E(R(P))とσ(R(P))を代入して、
効用関数を求める。その効用関数を微分し、微分係数をゼロとするリ
スク証券への投資割合を求める。
(44) 市場モデル
(1)① 市場モデル式:R(i)=α(i)+β(i)R(M)+ε(i)
COV(R(i)、R(M))
② β(i) =────────────
σの2乗(R(M))
③ ポートフォリオのベータ値:β(P)=Σχ(i)・β(i)
(2)① 市場モデルのE(R(i))
E(R(i))=α(i)+β(i)E(R(M))
② 市場モデルのリスクσの2乗(R(i))の分解
σの2乗(R(i))=β(i)の2乗・σの2乗(R(M))
+σの2乗(ε(i))
=市場リスク+非市場リスク
1=市場リスク割合+非市場リスクの割合
1=決定係数+非市場リスクの割合
β(i)の2乗・σの2乗(R(M))
(3) 決定係数:Rの2乗=─────────────────
σの2乗(R(i))
=(ρ(iM))の2乗
=1-σの2乗(ε(i))/σの2乗(R(i))
(45) 資本資産評価モデル(CAPM)
① E(R(i))=R(F)+β(i)・{E(R(M))-R(F)}---
---証券市場線(SML)
=リスクフリー・レート+リスク・プレミアム
② ジェンセンのα=実績投資収益率-CAPMのE(R(i))
(46) ファーマ=フレンチ・モデルの3ファクター・モデル
ファーマ=フレンチ・モデルのファクターは次の3つである。
① 市場ポートフォリオのリターン
② サイズ・ファクターのリターン格差
[=(スモール・サイズ)-(ビッグ・サイズ)]
③ バリュー・ファクターのリターン格差
[=(高いバリュー)-(低いバリュー)]
【2】 第2次レベル EVAとMVAの関係
企業価値の算出モデルとして、経済付加価値(EVA)と市場付加価
値(MVA)を用いる考え方がある。このEVAとMVAとの関係につ
いて説明することにする。
結論的には、企業価値(EV)は期首の投下資本[B(t=0)]に
経済付加価値(EVA)の流列の現在価値PV(EVA)=市場付加価
値(MVA)を加算されたものとして定義される。下記式として表わさ
れる。なお、kは加重平均資本コスト(WACC)である。
EV=B(t=0)+Σ[EVA(t=n)/(1+k)のn乗]
1.経済付加価値
経済付加価値(EVA)はフロー(1年間で企業が新たに生み出した
価値)の概念である。
経済付加価値(EVA)は、企業が新たに生み出した「税引後営業利
益(NOPAT)」から「投資家に支払った資本費用」を差し引いた値
として定義され、次式として表わされる。
EVA=税引後営業利益-資本費用(投下資本コスト)
=NOPAT-(期首の投下資本×加重平均資本コスト)
(注)投下資本=流動資産+固定資産-(流動負債-短期借入金)
または
=短期借入金+固定負債+株主資本
2.市場付加価値
市場付加価値(MVA)は、ストック(ある時点の企業が新たに生み
出したストック価値)の概念である。
市場付加価値(MVA)は、ある時点(t=0、現在時点)の企業価
値(EV)から期首の投下資本[B(t=0)]を差し引いたストック
価値と定義され、次式として表わされる。
MVA=企業価値-期首の投下資本
=EV-B(t=0)
よって、上記式より、企業価値(EV)は、期首の投下資本に市場付
加価値(MVA)を加えたものといえる。故に、市場付加価値を別のア
プローチで求めることができれば、企業価値(EV)は、次式として求
めることができる。
EV=期首の投下資本+MVA
3.EVAとMVAの関係
企業価値(EV)は、フリーCF(t=n)の現在価値合計である。
企業が事業の拡大を行わないことを前提にするとフリーCF(t=n)
は税引後営業利益(NOPAT)となる。よって、企業価値(EV)
は、次式として表わされる。
EV=Σ[フリーCF(t=n)/(1+k)のn乗]
=Σ[NOPAT(t=n)/(1+k)のn乗]
ここで、nが無限大(n=∞)であると、EVは次式として表わされる。
∴ EV=NOPAT/k
次に、市場付加価値(MVA)と企業価値(EV)の定義式を用いて、
MVAとEVAの関係式を明らかにする。
MVA=EV-期首の投下資本
=NOPAT/k-(期首の投下資本×k)/k
=NOPAT/k-資本費用/k
=(NOPAT-資本費用)/k
=経済付加価値(EVA)/k
=Σ[EVA(t=n)/(1+k)のn乗]
∴ MVA=経済付加価値の現在価値=PV(EVA)
つまり、市場付加価値(MVA)は経済付加価値の現在価値PV(E
VA)ということになる。
よって、企業価値(EV)は、期首の投下資本に経済付加価値の現在
価値PV(EVA)(=MVA)を加算したものということになる。
EV=期首の投下資本+MVA
=期首の投下資本+PV(EVA)
=期首の投下資本+(EVA/k)
4.NPV(正味現在価値)とMVA
正味現在価値(NPV)は、企業の投下資本が生み出したフリーCF
の現在価値PV(FCF)から投下資本I(t=0)を差し引いた値で
ある。
NPV=PV(FCF)+(-)I(t=0)
また、フリーCFの現在価値PV(FCF)は企業価値EVであるか
ら、PV(FCF)はNPVに投下資本I(t=0)を加えたものとし
て表される。
NPV=PV(FCF)+(-)I(t=0)
=EV+(-)I(t=0)
∴ EV=NPV+I(t=0)
さらに、企業価値EVは、投下資本I(t=0)に市場付加価値MV
Aまたは経済付加価値の現在価値PV(EVA)を加えたものである。
よって、市場付加価値MVAまたは経済付加価値の現在価値PV(E
VA)は正味現在価値NPVということになる。
EV=I(t=0)+MVA
∴ NPV=MVA=PV(EVA)
以上
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次回も乞うご期待!!!
テーマは、お楽しみに!!!
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