メールレターバックナンバー

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>>> ABC 証券アナリスト メールレター Vol.78・79合併号 <<<
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■■□──────────────────────2010/11/29号
証券アナリスト試験に関連する有益な情報を毎月1回、タイムリーなテーマ
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※最適にご覧頂くには、等幅フォントをご利用ください。
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今回のメールレターは第78・79合併号です。
バックナンバーは、http://abcr.co.jp/mail-letter/でご覧いただけます。
<<<<<今月のコンテンツ>>>>>──────────────────
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[証券分析](1)
【2】 第2次レベル リアル・オプション
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[証券分析](1)
(1) 債券のリスクと価格
① 金利リスク、再投資リスク、途中償還リスク、信用リスク、流
動性リスクがある。
② リスクが大きい → 高クーポン債または低価格
(2) 複利終価係数と複利現価係数(割引係数)
① 複利終価係数=(1+R)n乗
② 複利現価係数=(1+R)−n乗
(3) 将来価値FV(n)と現在価値PV(0)
① FV(n)=C(0)・(1+R)n乗
② PV(0)=C(n)・(1+R)−n乗
(4) 複利の回数
① 年2回複利:FV(n)=C(0)・(1+R/2)2n乗
② 年2回複利:PV(0)=C(n)・(1+R/2)−2n乗
(5) 単利最終利回りと債券価格
cF+(F−P)/n
① 単利最終利回り:r=────────────
P
② 直接利回り=cF/P
1+n・c
③ 価格と利回りの大小関係 P=───────・F
1+n・r
*不等号は同一方向
┌・オーバーパー債券=P>100円 c>直利>複利>単利
│・パー債券 =P=100円 c=直利=複利=単利
└・アンダーパー債券=P<100円 c<直利<複利<単利
(6) 年金終価係数と年金現価係数
1−1/(1+R)n乗 1−(1+R)−n乗
① 年金現価係数=───────────=──────────
R R
(1+i)n乗−1
② 年金終価係数=──────────(i=再投資利回り)
i
(7) 債券の価格
① 割引債の価格:P=F・(1+R)-n乗
② 利付債の価格:
1−(1+R)-n乗
P=cF・───────────+F・(1+R)-n乗
R
(8) 所有期間利回りR(H)と実効利回りR(J)
cF+(P(1)−P(0))
① 所有期間利回り:R(H)=────────────
P(0)
≪売却時の最終利回りと所有期間利回りの大小≫
┌─┬───────────┬────────────────┐
│ │売却時点の最終利回りR│ 所有期間利回りR(H) │
├─┼───────────┼────────────────┤
│①│購入時のR<売却時のR│購入時のR>所有期間利回りR(H) │
├─┼───────────┼────────────────┤
│②│購入時のR=売却時のR│購入時のR=所有期間利回りR(H) │
├─┼───────────┼────────────────┤
│③│購入時のR>売却時のR│購入時のR<所有期間利回りR(H) │
└─┴───────────┴────────────────┘
② 実効利回り:
┌ (1+i)n乗−1 ┐
│ cF・─────────+F │
R(J) =│ i │1/n乗−1
│────────────────│
└ P(0) ┘
≪再投資利回りと実効利回りの関係≫
┌─┬─────────────┬──────────────┐
│ │ 再投資利回りi │ 実効回りR(J) │
├─┼─────────────┼──────────────┤
│①│購入時のR<再投資利回りi│購入時のR<実効利回りR(J) │
├─┼─────────────┼──────────────┤
│②│購入時のR=再投資利回りi│購入時のR=実効利回りR(J) │
├─┼─────────────┼──────────────┤
│③│購入時のR>再投資利回りi│購入時のR>実効利回りR(J) │
└─┴─────────────┴──────────────┘
(9) 利回り(スポット・レート、フォワード・レート)Rの表記
① (n)R(n+t)
↑ ↑↑
│ │└ 運用年数(t年物)
└──┴─ 利回りのスタート年(n)
② (n)R(n+t)
↑ ↑
└──┴─ この期間の差が運用年数
(1) スポット・レートの表記
n年物スポット・レート=(0)r(n)=(0)r(0+n)
↑ ↑ ↑ ↑
│ └─┼───┴運用年数(n)
├────┘
│
スタート時点は、必ずt=0である。
(2) フォワード・レートの表記
n年後スタートのt年物フォワード・レート=(n)f(n+t)
↑ ↑↑
スタート時点┴──┘│
運用年数┘
(10) スポット・レートとフォワードレート
① スポット・レート:r(0,n)=(F/P(0))1/n乗−1
② フォワードレート:f(m,n)=(C(n)/C(m))の(1/(n−m))乗−1
(ただし、n>m)
③ スポット・レートとフォワード・レートの関係式
(1+r(0,3)3乗=(1+r(0,1))・(1+f(1,2))・(1+f(2,3))
=(1+r(0,2))2乗・(1+f(2,3))
=(1+r(0,1))・(1+f(1,3))2乗
④ r(0,n)の求め方
r(0,n)={(1+r(0,1))・(1+f(1,2))・(1+f(2,3))・----
----・(1+f(n-1,n) )}の(1/n)乗−1
(11) スポット・イールド・カーブと所有期間利回りR(H)
① 現在のスポット・レートが1年後でも全く同じ場合
(1+r(0,t))t乗
1年間のR(H) =──────────── −1=f(t-1,t)
(1+r(0,t-1))t-1乗
② 現在のスポット・レートが1年後に予想どおり実現する場合
(1+r(0,t))t乗
1年間のR(H) =─────────── −1=r(0,1)
(1+r(1,t))t-1乗
(12) 利回りの期間構造理論
① 純粋期待仮説:f(n-1,n) =E(r(n-1,n) )
② 流動性プレミアム仮説:
f(n-1,n) =E(r(n-1,n))+流動性プレミアムα(n)
③ 市場分断仮説:残存年数の違いによるスポット・レートの違い
を説明することはできない。
(13) パーイールドの利付債の利回り(c)
(1−DF(n)) (1−DF(n))
c=─────────────────=────────
(DF(1)+DF(2)+----+DF(n) ΣDF(t)
なお、DF(t)はt年物スポット・レートのディスカウント・ファ
クターである。
【2】 第2次レベル リアル・オプション
リアル・オプションとは、実物(real)投資及びその他経営戦略問題
に金融オプションの理論を適用した考え方である。
(1) 延期オプション
プロジェクトへの着手を1年後でも良いとする仮定をおく。つま
り、1年後の原資産価格の変化に対応してプロジェクトに着手する
かどうかの意思決定をする仮定である。
これは、プロジェクトの現在価値PV(V(0))を原資産、投資
額(I(0))を権利行使価格とするコール・オプションが付加され
たとみることができる。
今、1年後の時点での必要投資額(I(1))は現在投資額(I(0))
と変わらないとし、原資産価格が上昇した場合の延期オプションの
価値E(u)、低下した場合の延期オプションの価値E(d)は、それぞ
れ次式として表わされる。
┌E(u)=Max(V(u)−I(1)、0)
┤
└E(d)=Max(V(d)−I(1)、0)
この結果、延期オプションが存在する場合のプロジェクトの総価
値である拡大NPVは、リスク中立確率を用いて次のように計算さ
れる。
┌───────────────────────────┐
│ p・E(u)+(1−p)・E(d) │
│ 拡大NPV(E(0))=─────────────── │
│ (1+R(F)) │
└───────────────────────────┘
この拡大NPVは、投資を先延ばしできない場合のネット価値
(NPV)に延期オプション価値(リアル・オプション価値)を加
えた価値合計を表している。
従って、延期オプション自体の価値は、次式として表される。
┌─────────────────────────────┐
│拡大NPV=NPV+延期オプション(リアル・オプション)価値│
│∴ 延期オプション価値=拡大NPV−NPV │
│ (リアル・オプション) │
└─────────────────────────────┘
(2) 追加投資オプション
今までの議論に対して、事業環境が好転し、追加投資(I(e))を
することにより、プロジェクトの価値が(1+χ)倍に拡大すると
仮定する。
この場合、1年後の時点での追加投資オプションを含むプロジェ
クトの価値E(1)は、当初のプロジェクトの価値V(1)を用いて、次
式として表すことができる。
┌───────────────────────────┐
│ E(1)=V(1)+Max(χV(1)−I(e)、0) │
│ =Max(V(1)、(1+χ)V(1)−I(e)) │
└───────────────────────────┘
次に、追加投資オプションが存在する場合の拡大NPVは、次の
ように計算できる。
┌─────────────────────────────┐
│ p・E(u)+(1−p)・E(d) │
│ 拡大NPV(E(0))=────────────── −I(0) │
│ (1+R(F)) │
└─────────────────────────────┘
よって、追加投資オプションの価値C(0)は、次式より求めるこ
とができる。
┌─────────────────────────────┐
│拡大NPV(E(0))=NPV+追加投資オプション価値C(0) │
│∴ 追加投資オプション価値C(0)=拡大NPV(E(0))−NPV│
└─────────────────────────────┘
(3) 切替えオプション
このプロジェクトで他の石油製品(代替製品)が生産可能である
と仮定する。この代替製品を生産したときの、プロジェクトのグロ
ス価値=現在価値PV(A(0))は下記のように変動すると仮定する。
[代替製品生産時のプロジェクトの価値(A)]
t=0 t=1
───── ─────
┌─→A(u)
A(0) ──┤
└─→A(d)
以上により、元のプロジェクト価値をV(1)、代替製品を生産す
るプロジェクト価値をA(1)とすると切替えオプションが存在する
場合のプロジェクトの価値E(1)は、次のように表すことができる。
┌─────────────────┐
│ E(1)=Max(V(1)、A(1)) │
└─────────────────┘
今、1年後の時点で原油価格が上昇したときのプロジェクト価値
をE(u)、下落したときの価値をE(d)とすると、
┌E(u)=Max(V(u)、A(u))
┤
└E(d)=Max(V(d)、A(d))
となる。従って、1年後に代替製品を生産する切替えオプションが
存在する場合のプロジェクトの拡大NPVは、次式として表される。
┌─────────────────────────────┐
│ p・E(u)+(1−p)・E(d) │
│ 拡大NPV(E(0))=────────────── −I(0) │
│ (1+R(F)) │
└─────────────────────────────┘
また、切替えオプションの価値C(0)は、次式より求めることが
できる。
┌─────────────────────────────┐
│拡大NPV(E(0))=NPV+切替えオプション価値C(0) │
│∴ 切替えオプション価値C(0)=拡大NPV(E(0))−NPV │
└─────────────────────────────┘
以上
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次回も乞うご期待!!!
テーマは、お楽しみに!!!
ご希望がございましたら、是非お寄せください!!!
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