メールレターバックナンバー

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>>>>> ABC 証券アナリスト メールレター Vol.64 <<<<<
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■■□──────────────────────2009/9/28号
証券アナリスト試験に関連する有益な情報を毎月1回、タイムリーなテーマ
は号外として配信しております。
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夏も終り、めっきり秋らしくなってまいりました。
インフルエンザへの対処にも万全を期し、体調にはくれぐれもお気を付け下
さい。
9月27日の日曜日、第1次レベル試験が実施されました。受験生の皆様お疲れ
さまでした。合格発表が待ち遠しいと思いますが、気を抜かず、2次レベルの準
備をすすめて下さい。
私どもでは、第1次レベル秋試験統括及び平成22年春試験対策ガイダンスを緊
急開催することにしました。来年の1次春試験・2次試験の受験予定者は是非ご
参加下さい。お待ちしております。
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ナリスト受験指導界第一人者朝日奈が自信をもって合格させる講座です。お悩
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今回のメールレターは第64号です。
バックナンバーは、http://abcr.co.jp/mail-letter/でご覧いただけます。
<<<<<今月のコンテンツ>>>>>──────────────────
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[経済](6)
【2】 第2次レベル クリーン・サープラスと包括利益
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【1】 第1次レベル 試験に出る公式[経済](6)
(50) 国際収支表
(1) 均衡条件式:経常収支+資本収支+外貨準備増減+誤差脱漏=0
① 経常収支=貿易・サービス収支+所得収支+経常移転収支
② 資本収支=貿易・サービス収支+所得収支
* サービス収支は、輸送・旅行、その他サービス(通信、建設、保
険、金融情報、特許等使用料、その他営利業務、文化・興行、公的
その他サービス)である。
* 所得収支は、雇用者報酬、投資収益(直接投資収益、証券投資収
益、その他投資収益)である。
* 経常移転収支は、食料・医療品等の消費財にかかる無償資金援助、
国際機関拠出金、労働者送金などである。
* 投資収支は、直接投資、証券投資、その他投資(貸付・借入、貿
易信用、現預金、雑投資)である。
(2) 国際収支表の記載方法
① 借方記入項目 負(マイナス)の記号で表わされる。
・財・サービスの輸入
・金融資産(対外債権)の増加
・金融負債(対外債務)の減少
② 貸方記入項目 正(プラス)の記号で表わされる。
・財・サービスの輸出
・金融資産(対外債権)の減少
・金融負債(対外債務)の増加
(3) 各収支のネット計数の呼び方
┌──────┬────┬────┐
│ 収支項目 │ プラス │マイナス│
├──────┼────┼────┤
│① 経常収支│ 黒 字 │ 赤 字 │
│② 資本収支│ 流入超 │ 流出超 │
│③ 外貨準備│ 減 少 │ 増 加 │
└──────┴────┴────┘
(51) 為替リスク
為替先物取引を含む外貨の為替持高リスク
外貨の為替持高=(外貨建資産残高+外貨の先物買い残高)
−(外貨建負債残高+外貨の先物売り残高)
(52) 金利平価説(金利裁定理論)
① カバーされた金利平価説
F−E(0) (1+R(円))
────── = ──────── −1≒R(円)−R(ドル)
E(0) (1+R(ドル))
② カバーされない金利平価説
μ(E(1)) −E(0)
────────── ≒R(円)−R(ドル)
E(0)
(53) 為替レートの種類
(1) 名目為替レート(E)
P=E・P*
P(自国の物価指数)
∴ E(名目為替レート)=────────────
P*(外国の物価指数)
(2) 実質為替レート
P*
① e(実質為替レート)=E・───
P
P*(外国の物価指数)
=E(名目為替レート)×────────────
P(自国の物価指数)
自国通貨建ての外国の物価水準
=──────────────── (指数表示)
自国の物価水準
② 実質為替レートの変化率
Δe ΔE ΔP* ΔP
= ──── = ──── + ──── − ────
e E P* P
比較年次の実質レート
③ (───────────)
基準年次の実質レート
比較年次の名目レート 外国のインフレ率
=(───────────)×─────────
基準年次の名目レート 国内のインフレ率
(3) 名目実効為替レート
名目実効為替レート=Σ(E(i)×W(i))
(なお ΣW(i)=1である)
(4) 実質実効為替レート
実質実効為替レート=Σ{(名目為替レート(i)×P*/P)×W(i)}
=Σ(実質為替レート(i)×W(i))
(54) 購買力平価説(長期為替決定理論)
(1) 相対的購買力平価
① e(t)=π(D)−π(F)
② 為替レートの減価率=(自国のインフレ率)−(外国のインフレ率)
③ 直先スプレッド=内外インフレ率格差
(55) アセット・アプローチによる理論=短期理論
流動性の高い金融資産が為替レートを決定するという理論
(56) オーバーシューティング・モデル=中期理論
短期的に為替レートに関するファンダメンタルズが変化(例えば、
マネーサプライMの増加)したとき短期的に(物価Pが上昇しない
ため)名目為替レートが大きく減価することをオーバーシューティ
ングという。
(57) 経常収支の調整
(1) 弾力性アプローチ(マーシャル=ラーナーの条件式)
経常収支の改善:輸出の価格弾力性+輸入の価格弾力性>1
(2) アブソープション・アプローチ
経常収支の不均衡が発生した場合には、国内需要(アブソープシ
ョン)をもって調整するアプローチをいう。
経常収支=国内需要(アブソープション)
=C+I+G
(3) Jカーブ効果
Jカーブ効果とは、為替レートの増価(円高)・減価(円安)な
どにより、経常収支の黒字(又は、赤字)が当初は拡大し、為替レ
ートの変化が徐々に効果をもちはじめ黒字(又は、赤字)幅が縮小
(又は、解消)していくことをいう。
(58) 生産性とバラッサ・サムエルソン効果
バラッサ・サムエルソン効果とは、貿易財と非貿易財を含んだ一
般物価指数は貿易財の生産性上昇により貿易財産業のコスト上を上
回る。その為、実質為替相場が上昇することをいう。
(59) 為替介入
(1) 不胎化政策(中立化政策)
通貨当局が為替レートの安定のために為替市場に介入した場合、
短期金融市場のマネーサプライの量を不変にするため、同時に金融
政策を実施する政策をいう。
(2) 非不胎化政策
為替市場への通貨当局の介入をそのまま設置しておく政策
(3) 不胎化介入の有効性
┌───────────┬─────────────┐
│ │ 内外通貨建資産間の代替性 │
│ ├──────┬──────┤
│ │ 完 全 │ 不完全 │
├──────┬────┼──────┼──────┤
│ │ 効率的 │ 介入は無効 │ 介入は有効 │
│市場の効率性├────┼──────┼──────┤
│ │非効率的│ 介入は有効 │ 介入は有効 │
└──────┴────┴──────┴──────┘
【2】 第2次レベル クリーン・サープラスと包括利益
(1) クリーン・サープラス関係
貸借対照表上の「資本取引によらない純資産の年度の変動額」と
損益計算書の年度利益である「当期純利益」が常に一致している関
係をクリーン・サープラス関係という。
P/Lの「当期純利益」と純資産の部の「株主資本」との間には、
クリーン・サープラス関係が成立するが、「純資産の部」との間に
は、クリーン・サープラス関係は成立しない。
貸借対照表上のサープラス(剰余金)が資本(純資産)直入の利
益情報を含むとクリーン・サープラス関係が維持できなくなる。こ
のクリーン・サープラスを重視するという観点より、貸借対照表の
純資産の部を、「株主資本」と「株主資本以外」とに区分した。
(2) 包括利益
包括利益とは、資本取引によらない1期間の企業の時価評価を含
む貸借対照表上の純資産(持分)の変動額をいう。この包括利益に
は未実現の価格の変動を含む資産・負債の変動の全てが含まれる。
よって、包括利益には損益計算書上の年度利益(当期純利益)には
含まれない項目(その他の包括利益)が含まれることがある。これ
を式で示すと、次のようになる。
┌────────────────────────────┐
│ 包括利益=損益計算書上の当期純利益+その他の包括利益 │
└────────────────────────────┘
「その他の包括利益」は損益計算書を経由せずに貸借対照表上の
資本(純資産)に直接算入される時価評価の変動をいう。この関係
を図示すると次のようになる。
つまり、「その他の包括利益」とは損益計算を経由しないで、資
本(純資産)直入された利益情報である「評価・換算差額等」とい
うことになる。
以上
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次回も乞うご期待!!!
テーマは、お楽しみに!!!
ご希望がございましたら、是非お寄せください!!!
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